(2025.5.28)
特別に通行を許可された運転区の車両基地へ通じる道を歩いて行くと……
「高架貯水槽」が見える。
その手前にはコンクリートの井戸がある。
石で「井戸」という文字が作られている(笑)
そしてこの井戸の隣の建物は「運転区揚水機室」で
これも「国登録有形文化財」である。
室内に揚水ポンプの一部が残存しており
鉄筋コンクリート製の井戸もセットで残るのは、天竜二俣駅の運転区のみ。
高架貯水槽は「国登録有形文化財」であり
1940(昭和15)年ころに建設されたもので高さは11m60cm。
貯水容量は約70トン。
脚の内側に揚水施設のポンプや配管の一部が今も残存する。
二俣線を走っていた蒸気機関車に供給するためのもので
金指駅にも高架貯水槽が残存している。
その先には「運転区事務室(内部の撮影不可)」、事務棟の背面に「運転区休憩所」があり、
休憩室、湯沸所、トイレ、洗濯場などがあり、現在も使われている。
これらも「国登録有形文化財」になる。
浴場の中には今までのヘッドマークが展示されている。
その先には「天浜鉄道神社」があり、国鉄二俣線開業当時(昭和15年)、
安全祈願の為に建設されたという。
現在も社員が朝と夕方に参拝しているらしい。
そして!いよいよ転車台付近へ!
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