辺りを見回したが親らしき大人は見当たらない……(^-^;
小さな男の子だからそれほど遠くからは来ていないはず。
しかし、いくら家から数百メートルの場所とはいえ
自治会が違うので、この辺りの事は詳しくない。
……どうしよう……(滝汗)
左折の途中でウィンカーも付けっぱなしの状態で
左後部の窓も開けっ放しで斜めに停まっている自分の車。
道行く車が何事かと見ていく。
そりゃそうだよね……目立つよなぁ~……
「ねぇ、お父さんやお母さんはどこ?」と聞いてみる。
しかし男の子はニコニコしたまま、無言のまま。
「おうちはどこなの?名前、何て言うの?」
やっぱり答えない(;゚◇゚)
目を合わせる事も、ない。
……この子、聞こえているのかな??
男の子の服を掴んでいないと
どこかへ行ってしまいそうだし……(^-^;
困ったな……。
駅まで行けば交番がある。
でも、この子を車に乗せなくちゃならない。
それはちょっと無理だよなぁ~……。
こういう時って110番通報するべき???
そうすると交番じゃなくて警察署だよね?
大変なコトになっちゃうかも……(滝汗)
するとこの様子を見ていたのか
二人の男性がこちらに向かってきた。
そして
「この子を探しているお母さんがいるよ」と。
その時、自分の車の傍で男の子の目線に合わせるように
自分は膝を付いていた。
なので道路の反対側で男の子を探していた母親に
全く気付いていなかった。
立ち上がって、男の子を抱っこして言われた方向を見ると
母親らしき女性が道路を渡ってた。
アジア系の人……か。
あぁ……だから男の子は言葉を発しなかったんだ。
管理人が言っている言葉が理解できていなかったんだね……
お母さんはたどたどしい日本語で「ありがとうございます」と。
「この子、危ないよ。ちゃんと見ていないとダメだよ」と
男の子をお母さんに渡した。
咄嗟に車から降りて保護したけれど
男の子が事故に遭わなくてよかったよ……。