10日ほど前のお話です。
隣の市のお祭りへと行ったSちゃん。
この日も浴衣を着ていった。
行きは駅まで車で送っていった。
帰りはどうする?と聞いたが
電話をして迎えに来るのを待っているんだったら、
歩いて帰ってきたほうが早いから、
歩いて帰ってくるよ、と。
歩き疲れてツライなら電話をしてくるだろう、と
アルコールも飲まずに待っていた。
お祭りは21時まで。確か21時すぎに上り電車があった。
運よくそれに乗れれば21時半ぐらいには着くかな。
21時半、電話が鳴った。
Sちゃんからだ。
駅まで迎えに来てかな?
それとも、今電車に乗ったかな?
電話に出ると
「セミがいて、階段を上れない。セミをどかして~」と言う。
・・・(^-^;
「はぁ~?セミ~~???そんなの、跨げばいいじゃん」
「え~~!!イヤだよ。ねぇ、来て~~~」
「どこの階段よ?」
「家の階段・・・」
ナンダッテ?・・・(^-^;
「跨いでこい」
「イヤだ!来て!!」
「・・・(^-^;」
ここで無情にもブチっと電話を切る管理人。
・・・(^-^;
・・・(^-^;
・・・(^-^;
仕方がない・・・。
外へと出る。
階段の手すりから下を見ると、Sちゃんが座っている。
階段を見ると、
上から2段目にセミがひっくり返っている。
まさか・・・慣れない下駄でここまで上ってきて、また下ったのか??(滝汗)
・・・(^-^;
「お~い。ひっくり返っているから大丈夫だよ!」
「え~~いや!脚バタバタしているし、いつこっちへ向かってくるかわかんないし!」
「とにかく、跨げはいいじゃん!」
「イヤ!怖いもん!!」
・・・ちなみにこの時時刻は21時半すぎ。
何ともハタ迷惑な親子である・・・(滝汗)
セミをじっと見ると、脚が閉じていないので生きていることはわかる。
天地逆になってしまったので、どうする事もできないのだ。
すると、クモがセミに近寄ってきた。
自分よりもはるかに大きいセミに近寄り、腹部に上ると
セミが反応した。
するとクモは怯んだ様子を見せるが、セミから離れない。
・・・このまま放置していたらセミはクモの餌食になるだろう。
クモには悪いが救出しようか・・・。
セミを掴むと、オスだった。
そして、ぽいっ!!と上空へ放り投げる。
確認はできなかったが、多分飛んで行ったと思う。
そして、やっとSちゃんが階段を上ってきた。
「セミぐらいで、大げさな・・・(^-^;」
「だって、セミに驚いて階段から落っこちるよりはいいでしょ?」
「確かにそうだけど・・・」
管理人が不在だったら、どうするつもりだったのだ・・・(滝汗)
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