特に外部からの人がトップになれば
今後どうなるかは、分からない。
「お金を持って一緒に赴任すれば、少しはいいけれど
その人が果たしてお金を持ってきてくれるかね……。
どちらにしても、数年間はちょっと厳しいかもしれない」と直属の上司。
更に
「あなた(管理人)のお給料は僕の予算から出ているからいいけれど
秘書さんたちとかは、どうなるんだろうね」
「でも、秘書さんたちが減るとちょっと困るんですけどね」
「多分、プールしてある分はそれなりにあると思うし。
今年は3人予算が取れなかったのが、かなりキツかったよね」
「先生・・・聞いてもいいですか?
先生はあと何年ここにいるおつもりですか?」
「僕?そうだね~・・・あと4年ぐらいはここにいるよ」
・・・4年・・・
「今やっている事業はどうなりますか?」
「僕の後をやってくれる人がいれば、そのままそっくりやってもらうよ。
今後はまだ分からないけれどね」
「そうですか。トップからの仕事は既に事業として成り立っているので
仮に今回の選挙で上が変わっても、『そこで終了』とはならないと思いますが
ですが、これからどうなるのでしょう」
「あなたは基礎ができているから、他の人の仕事でもできるはずだよ」
「はい。それは・・・分かっています。大体の事はできますが・・・」
「まぁ、とにかく選挙が終わらないと何ともいえないね。
多分公平に決めていくとは思うけれどね」
直属の上司の仕事をやるようになって5年。
好奇心旺盛な上司は、どこまでも追及していく。
なので結果をしっかりと出さないといけないなと思っている。
(時には失敗もあるけれど)
あと4年。
直属の上司がここを去る時(多分定年で)
そして、誰もこの上司の事業を受け継ぐ人がいなかったら
自分もその時に考えようと思う。
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