管理人がやっている仕事の一つに
微量物質の測定というものがある。
20μL(1mLが1000μL。20μLは0.02mL。ちなみに、目薬の一滴は40~50μL)の
試料をある装置に流して、その結果をパソコンで解析している。
中には不幸な転帰を辿ってしまったものもあり
弁護士の出番だ!というケースもある。
関係者を装って、電話をしてくる場合もあるし
その場合は会話を録音しているから注意するように言われた。
いろいろな方面から検査・分析をして結果を報告するものなので
管理人がやっている測定・解析は
「いくつかある測定方法のうちの一つ」でもある。
管理人はその測定法のスペシャリストではなく
確立していた測定法をそのまま使っているだけで
また、結果を判断して診断を下す権限はない。
データ解析をして、シロ・クロはっきりつくものはまだいいけれど
グレーな結果というものも存在する。
その場合はかなり悩む。
パソコンで専用の解析ソフトを使って解析をしているが
解析条件をかなりシビアに設定してあり
以前と違って手作業での対比計算をするわけではないので
今ではパソコンが出した結果をそのまま報告するようにしている。
でも、やっぱりモヤモヤ感は残るわけで・・・。
二つのクロマトグラムのピークが
全く同じ時間に重なる事は、稀である。
どうしても僅かなズレが生じる。
0.02秒とかそのくらいの僅かなズレなのだが・・・。
この辺りをどう解釈してやっていくか・・・なんだよね。
上司と話をしていた時に、たまたまそういう話になって
言ってみたのだが
管理人はあくまでも「測定者」であり
結果をふまえて診断を下すのは別の人だから
それほど深く考えなくてもいいよ、と言われた。
でも、やっぱり複雑な気分だ・・・
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