(2024.12.18)
「Kraven the Hunter」を観た!
クレイヴン・ザ・ハンターはスパイダーマンの宿敵らしい。
主人公のセルゲイ・クラヴィノフ/クレイヴン・ザ・ハンターは
テネット、アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンなどに出演した
アーロン・テイラー=ジョンソン、
弟のディミトリ・クラヴィノフ/カメレオン はフレッド・ヘッキンジャー、
父親ニコライ・クラヴィノフはラッセル・クロウ
このくらいしか知っている俳優がいなかったのだ。
オープニングはロシアの僻地にある刑務所。
クレイヴン・ザ・ハンターはそこに侵入。
刑務所を裏で支配する囚人、チョーニィを始末し脱獄。
リストに記された人物をどこまでも追い詰めて始末するのが、クレイヴン・ザ・ハンターだった。
16年前、セルゲイとディミトリ(ディマ)兄弟がいる学校に父親が迎えに来る。
裏社会を牛耳る父親から母親が亡くなった事を告げられ、
その後兄弟はアフリカに連れていかれ、狩猟チームに加わることに。
セルゲイは巨大なライオンに襲われ、その時にライオンの血を自身に取り込んだ事、
たまたま居合わせた少女(カリプソ)が祖母からタロットカードと共に受け取った秘薬を
セルゲイに飲ませた事で驚異的な生命力とパワーを持って蘇った。
蘇生したセルゲイはイギリス近郊のクラヴィノフ家の屋敷に連れ戻される。
巨大なライオンは捕らえられ、トロフィーとなり飾られていた。
異母兄弟のディミトリは父親から期待されていない事に失望していた。
セルゲイは父親ニコライの仕事を軽蔑しており、弟を置いて家出をしてしまった。
セルゲイはかつて家族で訪れたシベリアを訪れ、そこに残された家を拠点に
密猟者たちから動物を守るため、
そしてリストに記されたターゲットを抹殺するために暗躍していた。
そして現在……セルゲイは自分がライオンに襲われたとき、
自分の傍らに残されていたタロットカード「STRENGTH」の持ち主であるカリプソと再会。
取引を持ち掛ける。
ニコライと敵対するロシアンマフィア、そのボスであるアレクセイ・シツエビッチ/ライノは
刑務所に侵入しチョーニィを始末した男の映像を入手、正体を突き止める。
彼は16年前の狩猟チームに一人でニコライに取引を持ち掛けたものの、
あっけなく拒否されていた。
アレクセイが常に背負っているバックパックから腹部に繋がれたチューブを外すと
みるみるうちにその皮膚は痛みを伴いながら硬いもの覆われていった。
弟ディミトリの誕生日に再会したセルゲイ。
外出した隙に(外で寝ていた)ディミトリが誘拐されてしまう。
ロンドン市内を爆走する誘拐犯の車を追うが、結局逃げられてしまった。
ニコライに身代金を払うように説得するものの、ニコライは動かなかった。
セルゲイを追うハンター「ザ・フォリナー」は3秒間時間を止める事ができる。
彼はその能力を駆使し、またセルゲイが使った吹き矢の毒の成分から
その毒は特定の地域のみ生息する植物から抽出した毒だと突き止め
セルゲイの居場所を特定してしまう。
裏の情報屋にアレクセイの事を聞きだしたカリプソも彼らに追われてしまう。
法律事務所から逃げ出したカリプソはセルゲイの協力のもと
輸送機に乗ってシベリアへ行き、セルゲイと合流する。
ディミトリを連れてアレクセイやザ・フォリナー、雇われた男たちが
セルゲイとカリプソが潜んでいる森へやってくる。
セルゲイはクレイヴン・ザ・ハンターとして持っている武器や
彼らが持ってきたトラバサミなどの罠を使い次々と彼らを葬り去る。
ザ・フォリナーの持っていた武器とその能力によって、
蜘蛛が上からたくさん降ってくる幻覚を見せられ、
絶対絶命のピンチになったが
カリプソがボウガンでザ・フォリナーを倒し、
再び秘薬を飲まされた事で復活したセルゲイ。
セルゲイは動物たちを使ってアレクセイを追い
追い詰められたアレクセイはライノに変身。
圧倒的なパワーをサイのような硬い皮膚に苦戦するセルゲイだったが
ライノの腹部にある薬を流し込むための空いていた孔を攻撃する事で
セルゲイを倒す事ができた。
脱獄の様子の画像をアレクセイに渡したのは、父であるニコライだった。
その後森の中で野営しているニコライと会ったセルゲイ。
ニコライはクマに襲われてしまう。
立ち去ったセルゲイは抜き取ったニコライの猟銃の弾をその場に捨てた。
一年後、セルゲイはディミトリの「友達」がロシアンマフィアであることを知る。
そして残された組織をディミトリが引き継いでいた事を知り愕然とする。
問い詰めるセルゲイだったが、
ディミトリはいくつもの顔に変化ができる「カメレオン」になっていた。
セルゲイに残された手紙、
そしてライオンのトロフィーから作られたジャケットだった。
冒頭からセルゲイ/クレイヴン・ザ・ハンターの筋肉美から目が離せず(笑)
フレッド・ヘッキンジャーは「グラディエーター2」では狂った皇帝(カラカラ皇帝)役
ラッセル・クロウは「グラディエーター」でマキシマスを演じた。
まさかの「グラディエータ」繋がり(笑)
そしてDCの「マン・オブ・スティールではスーパーマンの父親ジョー=エル役
アーロン・テイラー=ジョンソン、テネットではどの役だった?と思い出せないが
アベンジャーズではワンダの双子の兄だったね。
そういえば面影がある。
この時はこんなにマッチョではなかったような気がしたけれど。
ロンドンで誘拐された弟を追う場面、
飛び立とうとするヘリコプターを自分の力のみでガッチリ抑え込むところ、
さすがR15指定なだけあって、戦闘シーンは迫力満載!
ライノの突然人が変わったようなキレ気味にはドン引きだけど
まさか冒頭のニコラスに拒否られた軟弱な青年がライノだったなんて。
戦闘シーンはほぼ肉弾戦だったけれど、よかった。
一方でザ・フォーリナーの能力が姑息すぎて……。
時を止めないと戦えないの?と正々堂々と戦おうよ、と
まさかのカリプソに撃ち抜かれてあっけなく退場。
あまりカッコイイ見せ場がなかったような気がするね。
カリプソ、少女の時は愛らしい姿だったのに
弁護士姿はちょっとふてぶてしいというのか……やさぐれてしまったというのか……。
いろいろな人の弁護士をやれば、あんな感じになってしまうのかな。
彼女が秘薬の作り方を知っているのかどうかは分からなかったね。
秘薬についての手の内を全てセルゲイに明かさなかったのは、
まぁ、そんなものだよね。
これももう少し見せ場があってもよかったかな。
美少年だったセルゲイとディミトリ。
セルゲイだけがマッチョになってディミトリは好青年に。
2人がハグしあう場面ではあまりにも身体大きさの違いにびっくり!
異母兄弟とはいえ、こんなに違うの?(笑)
自分の店を襲撃されたり、誘拐、監禁されて指を切り取られ
殴られたり、ライノとセルゲイの肉弾戦に巻き込まれて
乗っていた車が横転しぐるぐる回転しちゃうなど
かなり苦難の連続だったディミトリ。
まさかの……組織を引き継いでいたなんて……。
セルゲイは愛する弟だけは悪の組織とは無縁の世界に……と思っていただけに
ショックだったよね。
続きがあるような終わり方だったけど、エンドロール後の映像がなかった。
SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の最終作らしい。
続きがあるかと思っていたけれど、今後はどうなるんだろう?
クレイヴン・ザ・ハンターの事は全く知らなったけれど
予備知識がなくても楽しめた。
何となくストーリーが甘いかな?と思ったけれど面白かったよ