（2024.11.20)
「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(Gladeiator II)」を観た！
前作の16年後の話。
オープニングのアニメ調が前作の流れ。
ヌミディアに住むハンノ(ルシアス)は
マルクス・アカシウス率いるローマ軍との戦いで妻を喪ってしまう。
捕らえられたハンノは奴隷となり闘技場へ引き出される。
ヒヒたちに襲われた捕虜たち、ハンノは反撃を開始し
その戦い方を見ていた奴隷商人のマクリヌスに買われグラディエーターにされてしまう。
マクリヌスはハンノの中にある怒りを見抜いていた。
ゲタとカラカラという双子共同皇帝によって統治されたローマは
腐敗しきっていた。
闘技場を海に見立てた海戦、サイに乗るグラディエーターとの死闘など
戦いの場に身を置くハンノ。
賢帝マルクス・アウレリウスの娘で
前皇帝ルキウス・アウレリウス・コモドゥスの姉であるルッシラ、
彼女は皇帝に忠実なアカシウス将軍と再婚していた。
ある時、ルッシラは一人のグラディエーターが言っていたという詩を聞く。
ルッシラはそのグラディエーターが過去に密かに逃がした
息子ルシアス・ヴェルス＝ハンノであることを悟る。
ルシアスに会いに行き、父親がマキシマスである事を告げるが
ルシアスに「出て行け！」と一喝されてしまった。
かつて剣闘士だったが自由を手にした後、
負傷した剣闘士を手当する医者になったラヴィに連れられ、
ルシアスは父マキシマスの鎧と剣が安置されている場所に行く。
密かに反乱を企て軍隊を用意していたアカシウス、
圧政に反対していた元老院の議員らと繋がっていたルッシラは捕らえられ、
アカシウスは闘技場でルシアスと対峙。
しかしルシアスはアカシウスを殺す気持ちがなかった。
皇帝の命で弓を射られたアカシウスは、
ルシアスやルッシラの目の前で命を落としてしまう。
英雄アカシウスをなぜ殺したのか！と民衆の不満が皇帝に向けられた。
ルシアスはマキシマスの名前が刻印された指輪をラヴィに託し、
アカシウスが用意していた軍勢へ届けるように伝え
ラヴィは馬に乗って郊外の軍勢へそれを届けることができた。
マクリヌスは双子皇帝の一人カラカラを唆し、弟のゲタ皇帝を殺してしまう。
既に梅毒によって脳を侵されていたカラカラはマクリヌスの傀儡と化していた。
闘技場には母ルッシラ、グラックス議員など反乱を計画していた者たちが引き出され
その周りをローマ軍の兵士が取り囲む。
父マキシマスの鎧と剣を携えたルシアスと剣闘士たちが闘技場に乱入し混戦となる。
マクリヌスは持っていた長い釘のようなものをカラカラの左耳に突き立てて殺害。
ルシアスはルッシラを助けようとするが
マクリヌスの放った矢がルッシラの胸を射抜いてしまった。
馬に乗って逃げるマクリヌスとそれを負うルシアス。
アカシウスの用意していた軍勢がローマにやってきた。
ローマ軍とアカシウスが用意した軍勢
ルシアスは本名を名乗り自らが皇帝の血筋であることを告げ
マクリヌスと死闘を繰り広げる。
マクリヌスを倒したルシアスは夢のローマを取り戻そうと両軍を説得し
衝突は免れた。
あの可憐な美少年だった皇帝の甥ルシアスが
こんなゴッツイマッチョになるなんて！！！
そして、ルシアスの実の父がマキシマスだったなんて！！
確かにマキシマスとルシアスの母ルッシラはかつて恋人同士だったけれど、
びっくりだよ！！
前作から引き続き出演しているのはルッシラとグラックス議員。
ルシアスの復讐相手のアカシウス将軍が母親の再婚相手だなんて、皮肉だなぁ～と。
そして、些細な事で処刑されてしまう理不尽さ……。
風貌からちょっと頭がイカれている？と思った双子皇帝のカラカラとゲタ。
まぁ、その通りだったけどね。
そんな彼らが皇帝になってしまうという異常さ。
当時のローマはこんなだったのだろうか……。
最初のローマ軍とヌミディアとの海戦、闘技場での様々な戦いのシーン、
これは大きなスクリーンで観ることでこの映画の迫力を感じる事ができるのだろうね。
あとはさすがにR15に指定されているだけあり
残虐なシーンがあるよね。
そして奴隷商人のマクリヌス。
途中からマクリヌスはローマの支配者になりたいのね、と理解。
皇帝や元老院を利用してジワジワとのし上がっていく様子は不気味だった。
この後のルシアスはどうなったのだろうか？
続編はあるのかな？