No.6104 8万年周期の紫金山・アトラス彗星を撮った!!・・・2024/10/23

(2024.10.15)

紫金山・アトラス彗星(Tsuchinshan-ATLAS彗星)は2023年1月に発券された彗星。
地球には10/13に最接近。
国立天文台によると10/16以降は彗星の高度が高くなり最も観察しやすくなる。
地球から遠ざかるので双眼鏡や望遠鏡があれば10月末まで観察が可能だという。

少し前から彗星が……という話題は知っていたけれど、
まさか日本で観られるとは思っていなかった。

10/14は雲一つない良い天気で好条件だったらしい。
月は撮ったのに、彗星には全く気付いていなかった……。
月は東の空、彗星は西の空で真逆だったからね。

いろいろな人の投稿を見て……撮ればよかった……と。
しかし!15日も撮れるという記事を見て
日没に合わせて撮りに行くことに。

しかし、西の空には雲が広がっている……。
海岸線に出たほうが市街地の灯りの影響を受けにくいかも……と海岸へ。

日没後に到着、既にカメラマンが数人いた。
月も昇ってきていて、月を撮っている人もいたので


管理人もコンデジで月を撮影。

双眼鏡や天体望遠鏡を設置している人がいて、
……これらがないと観えないレベルなのか……と(滝汗)

彗星は真西で現れるという。
暗くなってきて金星はよく見える。


しかし真西は相変わらず薄い雲がかかっている……。
そして……てんびん座やへびつかい座、へび座などの近くを通るらしいが
星座が全く分からないし、星が見えない……orz……。

実は星空を撮った事がない。
星空を撮るなら双眼鏡が必須なのだろうけど……。
なのでぶっつけ本番で挑むことになる。

レンズは標準レンズか中望遠レンズどちらにしようか悩んだが
標準レンズをセット。ISOをAUTO、F値を設定し試し撮りを繰り返してSSを決める。

だんだん暗くなっていくので、時々試し撮りをしないと、画像がとても明るくなる。
途中からレリーズボタンを使うことに。
持ってきてよかったよ。

いつもはJPEGだけだけれど、今回はRAW+JPEGにした。
RAWならLightroomで編集が可能だからだ。

西の空を凝視……。
何となく下に向きに筋が見える……?

双眼鏡で観ていた男性が「彗星が見えるよ!」と言っている。

……あれがそうなのかな??

ファインダーを覗いてもデジカメのモニターの灯りが邪魔をして全く見えない……。
モニターをオフにして、金星にピントを合わせてから撮影を開始。

BULBモードにして長時間露光をすると彗星が写っている!!
露光時間を調整して何枚か撮る。
そして……彗星が全く写らなくなったので撮影終了。

家に戻ってパソコンで確認。
……ピントが合っていない写真もあり2/3ほどの写真は使えなかった……。

ポツンと彗星の先端部分だけ写っている写真もあり
Lightroomで調整すると……星や飛行機の灯りなども写っていて
彗星の尾もちゃんとある!!!


肉眼での観測はかなり厳しく、とりあえず撮ってみたけれど
こうやって編集をすることでちゃんと見えるようになる。

RAWで撮ってよかった……と思ったよ。

とはいっても想像していたよりも彗星って小さいんだなぁ~と(苦笑)

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